はじめに
コロナ渦の時、街中のあちこちで見かけた業務用の体温測定器。
これ、最近街中で「あまり見かけなくなったな」と思いませんか?
実は、これ需要低迷でかなりの破格で「ヤフオク」や「メルカリ」といった中古市場で安く入手ができるようになりました。
そこで、今回はコロナ渦によく見かけた体温測定器を、完全に興味本位で入手してみました。
商品の状態
私が購入した商品は、HBY-V80P-Cという商品ですが、なんとこれ未使用品です。
しかし、説明書や固定するためのスタンドが付属してなく、固定して使うことができません。
なので、現状だと通常の使用はほぼ不可能と言えます。
また、このように下から端子類が べろーん っと出ているのでやはり立てて使うことはできません。
おそらく、業務用品につきホームセンターなどでも、専用のスタンドは入手できないと思うので、メルカリかヤフオクを漁ってみるしかないようです。
接続できる端子類
ちなみに、本体から出ている端子類は「電源コネクタ」「USB端子×2」「LAN端子」と「その他独自端子」の構成となっています。
基本的には、すべての端子類が本体下から伸びているといった構成になっており、液晶とカメラが装着された本体部分には、端子類は何も見受けられませんでした。
電源投入
まず、電源を入れると物凄く見覚えのある「android」のロゴが表示されました。
ネットで調べた情報には、この機種はOS「Linux」と書かれていたので、バリバリのLinuxが入っているのかと思いきや、まさかのAndroid。(確かにLinuxですが…)
ロゴの表示から、おそらくAndroid6.0~Android8.0辺りではと思いますが意外過ぎました。
通常動作
通常動作は問題なく行えました。
画面表示などは、一般的なお店などに設置されていた端末と変わりません。
Androidのロゴの後、しばらくしたらアプリが自動的に立ち上がります。
また、この端末は体温測定機への専用化が施されており、一般的なAndroidのホーム画面や設定はございません。
設定方法&PINコード
こちらの端末は、タッチパネルではないので、マウスを使用し設定を行います。
本体画面右下にある歯車のマークを押すと設定に移動することができます。
しかし、試しにマウスを接続し押してみたところ…
PINコードの入力を求められました。
しかも、この機種は説明書が付属しておらず、業務用のため調べてもネット上に何も情報がなく詰みました。
しかし、ここはあきらめず冷静に初期設定でありそうなパスワードを試すことにしました。
まずは、9999や0000等よくありそうなパスワードを試してみましたが、ことごとく失敗。
最後にダメもとで「1234」を試してみたところ、見事設定に入ることができました。
設定内容はいたってシンプルです。
企業のロゴや企業名、さらにはスリープ時の動画もここから設定できるようで自由度はかなり高そうだと感じました。
動画や、画像などはUSBメモリーを使い転送が可能なようです。
また、マスクに関する設定もばっちり存在します。
更には、体温計としてあるまじき「体温補正」という項目が存在します。
この項目は、実際の測定した体温より表示を高くしたり低くしたりが設定できる、いわば体温の接待モードのような機能です。
この機能を使って最後に遊んでみました。
見てください、かなりの高熱です。
実際の体温測定より+3.5℃に設定しています。
これで、いつでも仮病が使えますね!
最後に
「ヤフオク」や「メルカリ」で販売されている価格の割には、非常に高性能で面白かったです。
また、出品者によっては通常の非接触体温計より安値で出品されていることもあるので、個人でも十分実用できる商品なのではと感じました。
もし、興味がある方が居たら今の一番安い時期に是非、買ってみてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
価格:2880円~ |
アーテック 高速測定サーマルカメラ 顔認証型8インチ FR8-02 1個 52062 価格:79801円 |